『海上最強』を求めて鴨川シーワールドへ…

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日本に生息する陸上生物で『最強』と呼ばれるヒグマを、北海道のクマ牧場で見た時の興奮は忘れられません。(その時の様子は別記事があるのでご参照ください。)


陸上最強をこの目で見た私は、続いて海上最強に注目しました。凶暴なイメージのサメ?巨体を有するクジラ?いいえ。『海のギャング』と恐れられるシャチです。シャチはキュートな見た目・水族館でのショーのイメージなどからあまり恐れられませんが、実は優れた知能を持ち、食物連鎖の頂点に立つ海のハンターという一面を持ちます。


そんなシャチの飼育は難しく、日本でシャチが見られる水族館は3カ所しかありません。今回はそのうちの一つ、鴨川シーワールドに行ってきました。

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水族館の開園と同時に、多くの人が向かうのはもちろんシャチのショー会場です。かなりの座席数がありますが、あっという間に最後列の立ち見スペースまでいっぱいになりました


私は運良く、会場の1番端で前から6列目に着席できました。6列目とはいえ、ショーでは濡れる恐れがあるのでご注意ください!という張り紙があります。29歳の私はもう濡れて喜ぶ年齢ではありません。まぁ、ここなら水しぶきくらいしか飛んでこないだろう…と、やや不安気味で開演を待ちます


開演までの間でも、目の前の水槽にはシャチが悠々と泳いでいます。たまに人間側ギリギリまで近づくサービス精神も旺盛です。可愛いなぁ〜と思う反面、こうやったら人間が喜ぶって気が付いているのか…?それともサービスするように教え込まれているのか…?単純に人間に興味があるのか…?理由がどれであれ、知能の高さに驚かされます。そもそもショーが成立するということが、シャチの頭の良さを証明していますね


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定刻になり、いざ開演!トレーナーさんも入水し、音楽とともにパフォーマンスが始まります。イルカショーは見たことがありましたが、シャチのショーは人生初の私。そのダイナミックさに驚かされまし


シャチの大きな身体が水から跳ね上がったと思ったら、全身を水面に叩きつけて着水。水の塊が宙を舞い、観客席に滝のように打ち付けられました。“水しぶき”なんて優しいものではなく、まるで水の大砲。しかもそれが前列にとどまらず、かなり上の列まで注ぎ込まれるのです。


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幸いにも私は会場の端だったので最後まで水がかかることはありませんでしたが、同じ6列目でもかなりビショビショに濡れている人も居ました。あっぶねぇ…!

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トレーナーさんとの合わせ技やシャチのダイナミックなパフォーマンスに釘付けになり、あっという間にショーは終演。ショーの後はシャチの水槽に併設された園内のレストランに行きました。シャチが顔を出す窓を眺めながらの食事は、今までに経験のない貴重な体験です。1日でこんなにシャチの迫力を満喫できて大満足した。

お土産屋のイチオシ商品も、園内のくじ引きの目玉景品も、シャチ、シャチ、シャチ…!皆さんも日本有数の「シャチまみれ」な水族館、鴨川シーワールドにぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。