
徳島県にある大塚国際美術館。何年か前の紅白歌合戦で、米津玄師さんが曲を披露した舞台として知っている方は結構いらっしゃるかもしれませんね。
この美術館は全て名画 の 「レプリカ」で構成されており、誰もが知っている名画、例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」、ムンクの「叫び」、ゴッホの「ひまわり」など、約1,000点が展示されています。
自慢ではないですが、私は世界のいろいろな美術館で「本物」の名画を見てきました。全くもって専門家ではないため、難しいことはわかりません。それでも何百年何千年と保存され愛されてきた名画を目の前にすると、「綺麗」「素敵」のような言葉では語り切れないような感情を抱きます。
「本物」の名画を見てきたからこそ、この大塚国際美術館、楽しめるのだろうか・・・?と疑問と不安の感情が強かったのは事実です。が、結論、チープな言葉ですが、ものすごく楽しかったです。
大塚国際美術館が楽しかった理由①:名画(風)が一度に見れる贅沢
有名な海外は、世界各国の美術館に展示されています。全て見て回るには莫大な資金と時間が必要ですが、ここ大塚国際美術館に来ると、レプリカとはいえども一度にたくさんの名画を見ることができます。
中でも一番ワクワクしたのは、ゴッホの「ひまわり」。現存するゴッホの「ひまわり」は、オランダやイギリス、フランスにあり、知らない方も結構いらっしゃるかもしれませんが、東京のSOMPO美術館にもあります。
そんな、各国に散らばるゴッホの「ひまわり」を、レプリカとはいえども、圧巻の迫力がありました。
大塚国際美術館が楽しかった理由②:名画(風)に触れられる

美術館に行くと、触れるどころか、近づくことさえできない名画はたくさんあります。それが、大塚国際美術館では、レプリカとはいえども、近づき、触れることができます。
パリのルーブル美術館では、モナリザの前に人だかりができており、ルール的にも物理的にも状況的にも、近づくことができません。
大塚国際美術館では、混雑することはありますが、少し待てば触れてしまいます。名画のスケールや空気感を存分に味わうことができます。
大塚国際美術館が楽しかった理由③:美術館なのにワイワイ楽しめる
美術館というと、静かに楽しむ場所という印象を持っている人は多いはず。ですが、ここはいい意味でそれを裏切ってくれる場所です。
家族や友達と一緒に訪れて、感想を言い合ったり写真を撮ったり、楽しみ方は自由です。本物の名画を見に行く醍醐味とは全く違った楽しみ方ができます。

館内はとても広く、サクッと見て回ろうと思っていても、あっという間に2〜3時間経ってしまう場所です。ぜひ、時間に余裕を持って訪れてみてくださいね。
ライター:い