雨の日だけ、物語が始まる。

天気と感情をつなぐWEBアプリ「雲ノ下レーベル」公開

· 文化・食べ物,アート

雨が降る時だけアクセスできるスマートフォン向けWEBアプリ「雲ノ下レーベル」が、2025年6月、梅雨の季節にあわせて公開されました。手がけたのは、AIやニューロテクノロジーの研究開発を行う株式会社アラヤの社内ラボ「Visionary Lab」。

「雲ノ下レーベル」は、“あなたの空に雨雲がかかっているときだけ開く”という、気象と位置情報を活用した新感覚メディア体験。雨の日限定で作品に出会える、まさに“詩的インターフェース”とも言えるアプリです。


▶︎ WEBアプリはこちら(スマートフォン専用):

https://under-the.cloud/



「雨が降る」という感情の入口

「雲ノ下レーベル」は、気象APIと位置情報を連携させ、ユーザーの現在地に雨が降っている時のみアクセス可能なWEBアプリ。

アクセスできるのは、雨の日だけ。晴れや曇りの日には、代わりにAIがその時その場所に寄り添った詩的な一文を生成・表示し、閉じられた時間さえも物語の一部として機能します。


たとえば、曇りの日の千代田区では──

「電気街の空は、まだ言葉にならない気持ちが浮かんでいる。」

このような一文が、そっと心に触れるように表示される設計です。



雨の日だけ開かれる“物語のレーベル”

アプリ内では、雨の時間と感情をテーマにした音楽やショートストーリーが楽しめます。第一弾は、ボカロP・koheによる楽曲「あるとすれば」。

“雨が降るからこそ、見えるものがある”――そんな静かな問いかけを含んだ一曲で、縦型の映像コンテンツとして体験できる仕様になっています。


技術 × 感情の交差点から生まれる体験

このアプリは単なるアート表現にとどまりません。今後は実店舗との連動や、降雨地域ごとに異なる限定コンテンツの配信、さらに「雨の記録」から生成されるパーソナルプレイリストなど、リアルとデジタルがつながる新しい体験を構想中です。


たとえば:

店舗で雨が降った時だけ流れるBGMや物語

“同時に降る雨”を共有する地域間の共鳴演出

個人の“雨の記憶”をもとにした音楽生成体験

など、気象データ×記憶×感情をつなぐプロジェクトへと進化し続けています。



導入・参加希望の方向け情報

「雲ノ下レーベル」は、雨天時の来店動機や空間演出を強化したい店舗・施設とも連携を模索中。カフェ、書店、商業施設、ギャラリーなどで、「雨の日だけ流れる音楽」や「限定映像」のような演出を導入したい事業者の方は、下記よりお問い合わせ可能です。

📩 お問い合わせ:https://vl.araya.org/#contact

✉️ メール:vl@araya.org

また、雨をテーマに創作を行いたいアーティスト・作家の参加募集も随時行っています。気象と感情が交差する物語を、共につくってみませんか?

Visionary Labとは

本アプリを開発した「Visionary Lab」は、株式会社アラヤ内に設立された先端技術体験ラボ。「空想に輪郭を。」をコンセプトに、AIやニューロテクノロジーと感情表現を融合させた体験設計を行っています。


URL:https://vl.araya.org

制作協力:Academimic(https://academimic.com/)

株式会社アラヤ:https://www.araya.org/



今日、あなたの空に雨は降っていますか?

もしそうなら、「雲ノ下レーベル」でしか出会えない物語が、きっとそこにあります。


▶︎ スマートフォンからアクセス:https://under-the.cloud/